バイオバンクについて
Q&A
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参加の目的について
- Q1なぜ私がバイオバンクに参加しなければならないのですか?▼
- A現在の医学研究は、患者さんやボランティアの方たちからいただいた生体試料(血液など)や医療情報(診療情報など)を活用して進められています。従来はこれらの試料や情報を各研究でバラバラに集めていたため共有や管理などの面で問題がありました。そこで、バイオバンクが生体試料や医療情報を集め一元的に管理することよって、医学研究はより活発になり、予防・診断・治療法の開発が促進されることになります。この目的のもと、できるだけ多くの方にバイオバンクへの参加をお願いしています。
参加の条件について
- Q2どういう人が参加できますか?▼
- A健診や受診で当センターをご利用される方でしたらどなたでも参加できます。ただし、医師が参加を控えた方がよいと判断する場合や、参加について日本語でご理解いただけない場合には、ご参加いただけない場合もありますのでご了承ください。
- Q3参加しなければ私に何らかの不利益は生じますか?▼
- Aいいえ。不参加をご選択されても当センターの診療において不利益を受けることは一切ありません。ご参加はまったくの任意であり強制ではありません。また、参加者の皆さまに余計な費用や治療費といったご負担は生じません。
- Q4参加すれば何らかの利益を受けることがありますか?▼
- Aいいえ。謝礼を支払うことはありませんし、参加することで診療上何からのメリットが生じるわけでもありません。また、ご提供いただいた試料を用いた研究によっては、知的財産権が生じる可能性もありますが、その権利は研究者や研究機関に属するため、ご提供者やご家族に帰属することはありません。このように、ご参加くださる方に利益があるとは言えませんが、治療法などの開発が進むことで将来の患者さんに利益をもたらす可能性があり、この点であなたの社会貢献度は高いと言えます。
個人の自由意思やプライバシーについて
- Q5協力の同意を取り消すことはできますか?▼
- Aいったん同意された後であっても、不利益を受けることなくいつでも同意を取り消すことができます。ただし、すでに血液データなどが研究に使用され、研究結果として公開されている場合には、そのデータまで完全に取り消すことはできません。
- Q6個人情報は保護されますか?▼
- A当センターでは、診療情報の取り扱いに細心の注意を払っております。ご提供いただきました試料と情報は、「匿名化(個人を特定できる名前や番号を無関係な記号や番号に変換する)」の作業を行ったうえで研究に使用しますので、みなさまの個人情報は守られます。
血液や情報を提供するにあたって
- Q7貧血なので採血の量が心配です▼
- A担当の医師がお身体の負担にならないよう、あなたの体調を確認して採血します。ご負担になると判断する場合には採血は行われません。
- Q8私の血液や情報はどこで、どのように使用されるのですか?▼
- Aバイオバンクにご提供いただいた試料と情報は、倫理審査委員会の承認を得た研究に使用されます。当センター内の研究だけでなく、国内外の大学や研究所、薬や医療機器をつくる民間企業などが行う研究にも使用させていただく場合があります。これらの研究は、新しい治療や予防、新薬の開発など、これからの医療の可能性を広げます。
研究の成果について
- Q9どのような研究が進められているのかを知ることはできますか?▼
- A当センターのホームページにて実施されている研究の内容を公開していきます。
- Q10研究結果はひとりひとりに個別に教えてもらえるのですか?▼
- Aいいえ。遺伝子解析の結果も含め、原則お知らせしておりません。研究で用いられる検査方法は診療で用いることが確立しておらず精度が異なるためです。
- Q11研究の成果に関して、提供者の私や私の家族に何らかの権利はありますか? ▼
- A研究によっては、成果に対して知的財産権が発生する可能性もありますが、このような場合の権利は、ご提供者やご家族に帰属することはありません。
- Q12研究の成果は知ることができますか?▼
- Aバイオバンクを利用して得られた研究成果は、学術論文や学会発表の形で公表されるだけでなく、当センターあるいはNCBN(ナショナルセンター・バイオバンク・ネットワーク)のホームページでも公開することになっています。
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