国立国際医療研究センター(NCGM)バイオバンクからの
試料等の提供をご希望される
利用者のみなさまへ

試料等の提供は「非共同研究(分譲)」と「共同研究」いずれかの流れになります。
「非共同研究(分譲)」と「共同研究」のどちらが適切であるかについては、
事前の相談と提案をさせていただくことがあります。ご了承ください。

試料等の提供のあり方には、
「非共同研究(分譲)」と「共同研究」の
2通りがあります。

非共同研究(分譲)

試料等を利用する研究について審査(NCGMバイオバンク検体利用審査会議による審査)を実施するうえで必要となる最小限の研究内容は求めますが、当該研究の成果は分譲先に帰属するものを指します。

共同研究

試料等の提供を行う上で、NCGMと共同研究契約を結ぶものを指します。NCGMバイオバンクは、NCGM側のカウンターパートの選定など、仲介役を担います。この場合、NCGM側の共同研究者に試料等の提供を行います。なお、共同研究では、試料等提供者の診療を行っている診療科の協力が得られます。

ご利用の手順

利用者
お問い合わせ

NCBN事務局の問い合わせフォームにご入力いただくかNCGMバイオバンク宛に直接ご一報ください

調査結果の報告
NCGM
バイオバンク事務局
事前相談

利用者のご要望や、試料等提供の実現可能性等を踏まえて、NCGMバイオバンク検体利用審査会議の審査申請や実費等について詳細を協議します。また、これと並行して「MTA」や「共同研究契約」の雛形をもとにした内容修正などもご検討いただくことになります。

以下、各ケースによって利用の流れが異なります。
倫理審査委員会
実施する研究の倫理審査承認
(NCGM倫理審査委員会での
審査受託も可)​

以下の書類をNCGMバイオバンクへご提出ください

  • 1. 当該機関による倫理審査承認通知
  • 2. 当該機関の倫理審査委員会の委員構成
  • 3. 承認した倫理審査委員会の出席状況​
審査結果に
問題がある場合
再度、利用者と
協議します
申請書を提出

「バイオバンク検体利用審査申請書」にご記入・ご提出ください。

※ NCGM倫理審査委員会で審査する場合は、(⑤)の倫理審査申請と並行してバイオバンク検体利用申請を提出いただけます。

検体利用審査申請書(外部用)
NCGMバイオバンク
検体利用審査会議
審査

以下の観点から審査します。

  • 1. 研究計画内容の科学的妥当性と実行可能性
  • 2. 試料等提供先の適格性(技術能力、研究実績ほか)
  • 3. 試料等の質や量からみた妥当性
審査結果に
問題がない場合
利用者
「NCGMバイオバンク
検体利用審査承認通知」
「お見積り」の受領
試料等提供契約(MTA)の締結

試料等提供

試料の集荷をご手配ください​

研究終了後の報告

成果等の報告提出義務はありませんが、試料等をご提供いただいた方々や一般の方々に研究事例という形で情報提供を行うため、公開可能な範囲で情報のご提供にご協力お願いいたします。(NCGMバイオバンク事務局から年1回程度で確認の連絡を差し上げる可能性があります。)

NCGM
バイオバンク事務局
NCGMバイオバンクから
NCGM倫理審査委員会へ報告

NCGMバイオバンクからNCGM倫理審査委員会へ提供実施の報告と、提供した研究課題について情報公開をします

バイオバンクから試料・情報を提供した研究
(NCGMが関わらない研究例)
審査結果に
問題がある場合
再度、利用者と
協議します
申請書を提出

NCGM所属の共同研究者からNCGMバイオバンク宛に申請します。

※ 主機関での倫理審査申請(⑧)と並行して検体利用審査が進められますが、研究計画書と内容の齟齬が無いようにご留意ください。
※ 研究の倫理審査申請およびバイオバンク検体利用申請の前に、共同研究契約の内容等について、合意を進めていきます。

検体利用審査申請書(内部用)
NCGMバイオバンク
検体利用審査会議
審査

以下の観点から審査します。

  • 1. 研究計画内容の科学的妥当性と実行可能性
  • 2. 試料等提供先の適格性(技術能力、研究実績ほか)
  • 3. 試料等の質や量からみた妥当性
審査結果に
問題がない場合
利用者
NCGMバイオバンク
検体利用審査会議の承認通知の受領
倫理審査委員会
主となる機関の
倫理審査委員会による承認
NCGM所属の共同研究者からNCGMでの「研究実施許可申請」と「情報公開」
共同研究契約の締結

研究終了後の報告

成果報告やその取扱いについては、共同研究契約書において定めることになります。

●各種資料